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エアコンクリーニングを頼む判断、臭い・黒い点・効きの悪さで見る業者に任せる線と、頼む前に確認すること

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からし色のカーディガンを着た40代くらいの女性が、リビングのテーブルで文字のない書類にペンを当てて考えている様子。奥の壁の高い所にエアコンが見える

エアコンの気になる症状は、家でできることと、頼む先で分けると見通しが立ちます。

気になること家でできること頼む先
運転を始めたときのにおいフィルターの掃除、中を乾かす運転続くならクリーニング業者
吹き出し口の奥に黒い点手前の羽根を拭くまでクリーニング業者
冷えにくい、暖まりにくいフィルターのほこりを取る、室外機のまわりの物をどける変わらなければメーカーか販売店
室内機から水が垂れる運転を止めるメーカーか販売店
焦げたようなにおい、ふだんと違う音すぐに運転を止め、電源を切るメーカーか販売店

家で触ってよい範囲は機種で違います。

取扱説明書の「お手入れ」に書かれていない作業は、症状にかかわらず家ではしません。

においの原因がカビか、ほかのものかは、見た目だけでは決められません。

頼み先は、症状から考えるときの目安として使ってください。

目次

クリーニングと修理は、頼む先が違う

クリーニングは、たまった汚れを落とすための作業です。

冷えない、水漏れが止まらない、異音がするといった症状は、汚れのほかに、部品の故障や取り付けの状態が原因のこともあります。

故障が疑われる症状でクリーニングを先に頼むと、作業のあとも症状が残り、あらためて修理を頼むことになりかねません。

迷うときは、メーカーの修理窓口に症状を伝え、点検が要るかを先に聞く順番にします。

メーカーや系列のサービス会社が、エアコンのクリーニングを受け付けている場合もあります。

分解の手順が込み入った自動お掃除機能付きの機種では、メーカー側の窓口も頼み先の候補になります。

クリーニングでにおいや汚れがどこまで変わるかは、汚れの具合や機種によって違います。

作業の前から、においがなくなると決めつけられるものではありません。

使い始めてからの年数が長いエアコンは、部品の傷みも進んでいるので、クリーニングにかけるか、買い替えを考えるかを比べる場面も出てきます。

頼むかどうかは、家でできることを済ませてから決める

業者に連絡する前に、フィルターの掃除と、中を乾かす運転までを済ませると、汚れが奥にあるのか、手前で片付く話なのかの見当がつきます。

よくある場面ごとに、分かれ目は次のとおりです。

フィルターを洗っても、運転のたびににおいが戻る

フィルターをきれいにして、乾かす運転も使ったのに、つけるたびに同じにおいがするなら、においのもとは熱交換器やファンの側にあると考えられます。

家でできることを重ねる段階は過ぎているので、クリーニングを頼む候補に入れます。

白いブラウスを着た50代くらいの女性が、浴室で外したエアコンのフィルターにシャワーの水を当てて洗い流している様子

しばらく使っていなかった部屋のエアコン

来客用の部屋や、季節をまたいで止めていたエアコンは、まずフィルターのほこりを取り、冷房や暖房を短く運転して様子を見ます。

風がふつうに出て、においも気にならなければ、急いで頼む必要はありません。

水が垂れる、音がおかしいといった様子があれば、クリーニングより先にメーカーか販売店に点検を相談します。

冷えにくい、暖まりにくいと感じる

効きの悪さは、汚れのほかにも原因が考えられる症状です。

フィルターのほこりを取り、室外機の吹き出し口の前に置いた物をどけ、設定温度と風量がふだんどおりかを見直します。

窓からの日差しや、開けたままのドアが効きを下げていることもあります。

それでも変わらないときは、クリーニングより先に、メーカーか販売店に点検を頼む側に入ります。

住み始めた部屋に、前から付いていたエアコン

引っ越し先に前の住人のエアコンが残っていた場合、賃貸なら管理会社か大家さんの設備のことがあり、持ち家なら型番と製造年を室内機のシールで読み取ります。

製造年が分かれば、クリーニングで使い続けるか、買い替えを考えるかの材料になります。

ベージュのシャツを着た20代くらいの男性が、壁の高い所にあるエアコンを見上げ、片手に持った手帳にペンで書き込んでいる様子。エアコン本体の側面には文字のない白いシールが貼られている

家で触らず、業者に任せる線

家でできるのは、フィルターと外から見える部分までです。

市販の洗浄スプレーで内部を洗う方法は、故障や発煙・発火のおそれがあるとして、メーカーが使わない、または控えるよう求めています。

次の場所は、業者の作業として考えます。

熱交換器・送風ファン・ドレンパン

冷たい風を作る金属の板(熱交換器)、風を送る筒形のファン、結露した水を受ける皿(ドレンパン)は、分解して洗う場所です。

電気の部品に水がかからないように覆う知識と道具が要ります。

自動お掃除機能の付いた機種

フィルターの自動お掃除機能が付いた機種は、内部にユニットが組み込まれていて、分解の手順が増えます。

業者によって、対応できる機種や作業の範囲が違います。

問い合わせの段階で「お掃除機能付き」と伝え、対応できるかを聞きます。

天井に埋め込まれたタイプ、床に置くタイプ

天井に埋め込まれたタイプや、床に置くタイプは、壁掛けとは構造も作業の高さも違います。

高い所の室内機に脚立で手を入れるのは、転落のおそれもあります。

型を伝えて、対応できる業者を探します。

賃貸の部屋の、備え付けのエアコン

賃貸の部屋に最初から付いていたエアコンは、貸主の設備であることがあります。

業者を手配する前に、管理会社か大家さんに連絡し、誰が手配するのか、指定の業者があるのかを聞きます。

自分で手配したクリーニングのあとに不具合が出ると、修理をどちらが受け持つかで話がこじれることがあるからです。

紹介した商品:アールクリーニング(エアコン・ハウスクリーニング)

エアコンクリーニングやハウスクリーニングを頼める「アールクリーニング」です。機種ごとの対応と、料金・作業内容は、依頼の前にサイトでご確認ください。

頼む前に、業者に聞くこと

広告に載った金額の表示だけで決めず、作業の中身を聞いてから頼みます。

問い合わせで尋ねたいのは、次のようなことです。

  • 広告の金額で、どの作業まで含まれるか(お掃除機能付き、室外機、追加の作業は別か)
  • どんな場合に追加の支払いが出るか
  • 見積もりは作業の前に出るか、書面やメッセージで残る形でもらえるか
  • 作業中の故障や、壁・床・家具の傷への補償の内容と、保険に入っているか
  • 分解する範囲と、使う洗剤の種類
  • キャンセルや日時の変更をしたいときの扱い
  • 作業のあとに不具合が出たときの連絡先

金額が変わるのは、機種と作業の範囲

同じ「エアコンクリーニング」でも、金額は一律ではありません。

自動お掃除機能の有無、台数、室外機も洗うか、室内機の高さや置き場所、どこまで分解するかで、作業の手間が変わるためです。

本体を壁に付けたまま洗う方法と、部品を大きく外して洗う方法では、作業の時間も、立ち会う時間も違ってきます。

見積もりを頼むときは、この違いがどう反映されているかを聞くと、広告の金額との差が分かります。

テーブルの上の文字のない書類を片手で押さえ、もう片方の手の人さし指で欄の1つを指している手元。そばに黒いペンが置かれている

作業にかかる時間の見込みも一緒に尋ねると、当日の予定が立てられます。

同じ条件で複数の業者に見積もりを頼むと、作業の範囲の違いも見えてきます。

金額や説明に納得できなければ、断ってかまいません。

当日になって作業の追加を勧められても、その場で決めずに、内容と金額を聞いてから考えます。

冷房を使い始める時期は予約が混み合うことがあるので、問い合わせは日程に余裕を持って始めます。

問い合わせのときに伝える情報
エアコンのメーカーと型番(室内機の側面などのシール)
自動お掃除機能の有無と、使い始めてからのおおよその年数
取り付けてある部屋と、室内機の高さ
室外機の置き場所(ベランダ、地面、壁の高い所など)
台数と、駐車できる場所の有無

伝える情報がそろっていると、業者の側も作業の範囲を決めやすく、当日になって「この機種は対応できない」と分かる行き違いを減らせます。

困ったときの相談先

クリーニングのあとにエアコンが動かなくなった、業者と連絡が取れなくなった、という相談は、消費生活センターにも寄せられています。

不安を感じたときや話がこじれたときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。

訪問や電話の勧誘から契約した場合などは、一定の条件を満たせばクーリング・オフができることがあります。

突然の訪問や電話で「エアコンが汚れている」と掃除を勧められても、その場で決めず、自分で業者を探して比べるほうが、作業の中身を落ち着いて見比べられます。

見積もりや業者とのやり取り、作業の前後の写真は、相談するときの手がかりになるので、消さずに残します。

当日の段取りと、作業のあとに一緒に見ること

作業の当日は、室内機の下と、まわりの通り道を空けます。

エアコンの真下の家具は動かすか、カバーをかけられるように場所を空けます。

室外機のまわりに物があれば片付け、ベランダの出入り口までの通り道を作ります。

業者が水を使う場所(浴室やベランダの水栓)や、車を止める場所は、予約の段階で伝えると当日の作業が進みます。

作業中は室内機の下にシートが広がり、ベランダとの出入りも増えるので、小さな子どもが近づかないよう、過ごす部屋を分けます。

支払いの方法も前日までに尋ねれば、作業のあとに慌てません。

業者が来る前に一度運転して、いつもの音とにおい、風の出方を覚えます。

作業が終わったら、業者がいるうちに、冷房と暖房を短く運転してもらいます。

風が出るか、リモコンが効くか、室内機から水が垂れていないかを、一緒に見ます。

グレーの作業着を着た20代くらいの女性の業者と、ベージュのポロシャツの50代くらいの男性が並んで、壁のエアコンを見上げている。男性は片手のひらをエアコンの下に向けて風を確かめている

外したパネルやフィルターが元どおりに付いているかも、その場で見られる所です。

作業前に覚えた音やにおいと違うところがあれば、その場で業者に伝えます。

試運転を業者のいるうちに済ませるのは、帰ったあとでは、作業によるものかどうかを切り分けにくくなるからです。

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この記事を書いた人

掃除と洗濯の悩みを、汚れ・素材・洗剤の組み合わせの安全と、自分でやる範囲・業者に任せる範囲で整理して伝える編集担当です。選び方の軸と、やってはいけない線を、メーカーの表示や取扱説明書、公的な情報をもとに調べ、比較・整理してお届けしています。

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